(株)トミーウォーカーのPBW【シルバーレイン】に参加してるキャラクターが書き散らし気味に展開中。
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私を想ってくれているのだからと思っても、自分にそう言い聞かせていることに気づくと、急に嘘っぱちに見えてくるから不思議だ。
触れている時にだけ何かが繋がっている気になっているのを感じて、溝が深くなっている気がしていたのは私だけではないのかも知れないと、ぼんやり思った。
どうして私たちは変わらずにいられないのだろう。
海はいつもと変わらずそこにあるのに。
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―――いつからこうなっていたのか。
エンジンを止めて風に乱れた髪をかき上げる。
―――きっとそれは自覚するよりも前から感じていた違和感。
運転席のシートを倒して身体を預ける。
―――考えたところで、今更でしかないのだけれど。
夏の強い日差しが、青い空から降り注いで肌を刺した。
エンジンを止めて風に乱れた髪をかき上げる。
―――きっとそれは自覚するよりも前から感じていた違和感。
運転席のシートを倒して身体を預ける。
―――考えたところで、今更でしかないのだけれど。
夏の強い日差しが、青い空から降り注いで肌を刺した。
休みの喧騒から少し離れた此処は、いつもと変わらず静かな時間が流れている。
変わったのは、私・・・。
「私で良ければ、この声が途切れるまで・・・」
微笑みながらも、涙が頬を伝う。彼が私の頬に腕を伸ばす。
涙が落ちる直前、それは淡い銀光を放つ羽蟲に変わり、彼の左肩に止まる。
その左肩からも羽蟲が現れ、2匹は共に窓の外へと飛び去った。
あれは、律の・・・。