(株)トミーウォーカーのPBW【シルバーレイン】に参加してるキャラクターが書き散らし気味に展開中。
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プレイングは追記で。
昼下がり。
青い空が広がり、白い雲がゆっくりと流れている。
外の熱気は店内まで来ることはなく、静かで涼しい。
休憩と称してアイスコーヒーを用意し、カウンターに背を預ける。
不意についた左肘に、鈍い痛みを感じた。
休みの喧騒から少し離れた此処は、いつもと変わらず静かな時間が流れている。
変わったのは、私・・・。
「私で良ければ、この声が途切れるまで・・・」
微笑みながらも、涙が頬を伝う。彼が私の頬に腕を伸ばす。
涙が落ちる直前、それは淡い銀光を放つ羽蟲に変わり、彼の左肩に止まる。
その左肩からも羽蟲が現れ、2匹は共に窓の外へと飛び去った。
あれは、律の・・・。
これで、良い・・・。
これで、終わらせることが出来る。
これで、一人で立つ決心がつく。
「俺はずっと、君と正面から向き合うことなく逃げてきた。
一番大切なことから、目を逸らして……君を、随分と傷つけた」
こんな時でも、彼の言葉は優しい。