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この日一緒に卒業するはずだった彼は、卒業生の列にはいませんでした。
律が卒業するはずだった今年の式。でも、そこに彼の姿はありません。
彼がいなくなっても日常が滞ることはないと、見せ付けられたような気がしました。
2月の末に15レベルに上がって、ようやく称号を名乗れるようになりましたっ。
「暁闇のフランベルク」
一生懸命考えてこれって言うのが、背後のネーミングセンスのなさをあらわしてるねっ(良い笑顔
ちなみに暁闇(あかつきやみ//称号では"ぎょうあん")の意味は"月のない明け方"
フランベルクは、フランベルジュの片手剣を指す言葉みたいだよ。
(フランベルジュは両手剣を指しているらしい)
以下は設定裏話。
この間、寅の家に遊びに行った。
寅の家は学校から近くて最近良く遊びに行ってて、当然のようにテルもついて来てた。
寅の家は純和風な感じで、縁側と猫が良く似合ってる。
寅がお茶を持ってくる間、テルは猫と遊んでて。
「ねえねえ空ちゃん、猫と遊んでもらっちゃった」
テルが気まぐれに猫と戯れてるように見えて、その猫がわたしに重なって見えた。
なんとなく直視できなくて視線を外に向けると、テルが横に座った。
「……僕は、ここにいる、から」
猫を抱えて差し出すテルに、なんだか凄く腹が立った。
ここにいるからなんだって言うんだろう。
いつもより真剣な声でも、顔はいつもの笑顔のまま。
・・・まったく意図がつかめない。
だから少し、言い過ぎた。
「今のわたしに、テルはいらない・・・」
傷ついた顔のテルを残して、走って家を出た。
後ろから寅が追いかけてくるのがわかったけど、立ち止まるわけには行かなくて必死に走った。
川原まで走ったあたりで腕をつかまれた。
振り解きたかったけど、そこまでの力は残ってなかった。
「……落ち着け、忘れ物を届けにきただけだ」
上着を渡すためだけに全力ダッシュで追いかけてくるやつなんていない。
わざわざ様子を見に来たというのか。
橋の柱に背中を預けて座り込み、呼吸を整える。
「テル、ほっといて良いの・・・」
「宣昭が気がかりか?」
即答しそうになって黙り込む。
「宣昭は嘘を知らない。
誰に対しても嘘をつけないからこそ、逆に嘘と真実の別がつかなくなる」
きっとそうなんだろう。それは良く、わかった。
寅は静かに話してて、わたしの気持ちを落ち着かせた。
次会った時は、謝ろう。
でも、その"次"は思ったより早く来たのだった。
明日、いやもう今日だね。
これから学校のみんなで蜘蛛を退治に行く。
「戦争」
そういう言い方をしている人もいるね。
実際そうなんだと思う。
だけど、なんだか大仰な気もする。
「弔い合戦」
そういう言葉も聞く。
間違いなくそうなんだろう。
でも、わたしは報告を見るまで彼女を知らなかった
大きい喪失と引き換えに手に入れた情報。
この犠牲の上に成り立ってる数々の作戦。
みんな本気だ。
「んーと・・・誰?」
結社のログハウスに入ろうと思ったら、見覚えのない人が居た。
「ええと、君もだれ? というかここどこかな」
やりにくい人だなぁと思いつつ、暇ツブのログハウスだと答えた。
「……僕、もしかして侵入者?」
「・・・うん・・・入団しにきたんだったらまずは団長に連絡したほうが・・・?」
「そっか、入団希望者ってやつなんだね、僕」
明らかに迷いこんだっぽいんですけど・・・?